<中学受験>2児童の願書 塾が出し忘れ受験できず 名古屋(毎日新聞)

 名古屋市千種区に本部のある中学受験専門進学塾「西塾」(水野正雄代表)は6日、児童2人分の入試願書を出し忘れたと発表した。該当する中学の入試は7日に行われるが、2人は受験できなくなった。

 西塾によると、児童の願書は塾側で取りまとめ一括して中学校に郵送している。出し忘れたのは、名古屋市内の私立中を志望する2人の児童の願書。2人は同中の願書取りまとめ担当者が勤務する教室の児童で、担当者は他教室の志望児童10人分は郵送したが、自教室の2人の願書を封筒に入れ忘れたという。

 2人の保護者は受験料をすでに払っていたが受験票が届かず、私立中に問い合わせて発覚した。塾側も私立中に受験できるように働きかけたが、「例外は認められない」と答えられたという。水野代表は「塾のミスで大変申し訳ない。今後、チェック体制を強化し、体制を立て直したい」と話した。【鈴木英世】

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新医師臨床研修制度の激変緩和措置への対応などで議論(医療介護CBニュース)

 新医師臨床研修制度の見直しを進めている医道審議会(厚生労働相の諮問機関)の医師分科会医師臨床研修部会(部会長=相川直樹・慶大名誉教授)は2月3日、今年度3回目の会合を開き、今後の臨床研修への対応について議論を交わした。来年度からの新制度導入に伴い設定された激変緩和措置については、2011年度以降の廃止や継続などの対応はおおむね方向性が定まったものの、新基準を満たしていない基幹型臨床研修病院の指定を継続する措置の期間などは決まらなかった。

 厚労省はこの日、「今後の臨床研修における対応について」のたたき台を提示した。たたき台は、▽当面の取扱い(激変緩和措置)への対応▽臨床研修病院群の形成の促進▽著しく高額な給与を支払っている場合の補助金の取扱い▽臨床研修に対する評価―の4項目で構成されている。

 厚労省では、当面の激変緩和措置として、(1)新たな指定基準を満たさない基幹型臨床研修病院の指定を一定の条件の下で10年度まで継続する(2)募集定員20人以上の研修病院が作成する「小児科・産科プログラム」の定員要件を緩和する(3)今年度に限り、08年度の研修医マッチング者数を上限とする(4)募集定員の上限を各都道府県の研修医受け入れ実績から10%以上削減しない―の4項目を設定している。
 これらへの対応についてこの日の議論では、(2)については廃止し、「小児科・産科プログラム」の定員4人分については、定員を調整した後に別枠として加算し、4人分を確保できるようにするとした。
 また、(3)と(4)については、11年度は継続し、その後の取り扱いは、地域医療への影響などを評価して決める方向で議論が進んだ。
 一方で、(1)については、早い時期の廃止を求める意見が出たものの、一定の評価が出た後に廃止すべきだとする意見もあった。

 このほか、たたき台では病院の募集定員について、研修医の受け入れ実績や医師派遣などを勘案した「基本的な定員」を基に、都道府県が各病院の定員数を調整することを提案。調整は研修医の募集前に行い、その後の工程は現在の制度と同様としている。また、研修医の当直手当などを除く給与が著しく高額な場合、病院に対する補助金を減額することを提案している。


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<囲碁>小5の藤沢里菜さんが棋士試験合格 史上最年少で(毎日新聞)

 史上最年少の囲碁棋士が誕生した。2010年度棋士採用試験女流本戦が6日、東京都千代田区の日本棋院で開かれ、小学5年生の藤沢里菜(りな)さん(11)=東京都新宿区=が入段を決めた。4月1日付(11歳6カ月)で女流プロ棋士の初段となる。これは二十五世本因坊治勲の11歳9カ月を抜いて、史上最年少。

 謝依旻(シェイ・イミン)女流本因坊がもつ女流棋士の最年少記録(14歳4カ月)も大幅に更新した。里菜さんの父は一就(かずなり)八段、祖父は故・藤沢秀行名誉棋聖。【金沢盛栄】

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【いきいき】新江ノ島水族館長・堀由紀子さん 「一番大切なのは環境教育」(産経新聞)

 富士山を望む相模湾、湘南を代表する江の島という絶好のロケーションに恵まれ、年間130万人が訪れる新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)。日本初の本格的なイルカショーの開催、また近代水族館の草分けで知られる江ノ島水族館を前身に、56年の歴史を持つ名門水族館を現在の姿に育て上げた。

 「初めて水族館へ来たときは建物も老朽化して見るも無残な状態。高度成長期でレジャーは遠出する時代でもあり、観光地としての江の島も荒れた状態でした」。義父の死で突然、経営を任されたのは昭和49年、34歳だった。会社勤めの経験もない、1男1女を育てる主婦。労働争議が激しかった日活の社長を継いだ夫に背中を押されての決断だった。

 「大学で経営学、労務管理を学んでいたので頭の中にあった理論を実践してみよう」と社長の椅子(いす)に座った。しかし、すぐに労組との交渉に直面。「何かというとストだとか言うから、やるならやってごらんなさい」と、主婦とは思えない度胸で団交の荒波を乗り切り、職能給制度の導入や組織の大幅な改編に踏み切った。「飼育をなさる方たちは性格が純粋で、自分の仕事ができるのが一番の満足。だから話し合っていくうちにかなり分かり合えるようなりました」と笑う。

                   ◇

 集客に向けて手がけたのはCI(企業イメージ確立戦略)。赤、白、青のカラーリングを取り入れて「楽しくてためになり、夢のある水族館づくり」を進めた。オイルショックで近距離レジャーが見直される時代背景も手伝い、来館者数は増加。社長就任から12年後には館長職も兼任した。「水族館は文部科学省の管轄下の施設で、教育的な要素が強い」という自覚の下、中国の絶滅危惧(きぐ)種、ヨウスコウカワイルカ(別名バイジー)の保護、海洋研究開発機構との共同研究などにも取り組んできた。

 平成16年にはオリックスとのPFI(民間資金活用による社会資本整備)事業を取り入れ、新江ノ島水族館として生まれ変わった。「わくわくどきどき冒険水族館」をコンセプトに、教育と娯楽を合わせた造語「エデュテインメント」型の水族館として、目の前に広がる相模湾と太平洋をテーマとした展示などを行う。

                   ◇

 「海は地球の7割を占めている。その90%が深海で、知らないことばかり。気候変動も海から起こるし、海底地震や津波も引き起こす。海は自然と自然災害に強く関係する」と海の大切さを強調。「一番大切なのは自然教育、魚を含めた環境教育だと思っています」と水族館の使命を語る。

 現在は世界最大級の淡水魚博物館、岐阜県世界淡水魚園水族館(同県各務原市)の館長も兼任する多忙さ。「これからも大いにパイオニアといっては生意気でしょうが、(水族館の世界に)先鞭(せんべん)を付けていく形に持っていきたい」と目を輝かせた。(太田浩信)

                   ◇

【プロフィル】堀由紀子

 ほり・ゆきこ 昭和15年、東京生まれ。69歳。立教大学社会学部卒。中国科学院水生生物研究所バイジー館名誉館長、国立科学博物館評議員、海洋研究開発機構監事、日本ユネスコ国内委員会委員、日本博物館協会評議員、全国科学博物館協議会理事などを歴任。

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玉みそ 寒風に揺れる「すだれ」…岐阜・関(毎日新聞)

 岐阜県関市下之保の丹羽鉄夫さん(68)方で、妻の益子さん(67)が昔ながらの製法で作った玉みそが倉庫の天井からつるされ、寒風に揺れている。玉みそは同市の伝統的な調味料だが、最近は作る家庭も少なくなった。

 2〜3カ月間寒風にさらして乾燥した玉みそは、4月ごろに米こうじをまぜた特製のしょうゆに漬け込まれ、12月には完成する。今年は約2000個の出荷を予定し地元のスーパーや「道の駅」などで販売されるという。【大竹禎之】

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広域連合協議 「議員1人以上」主張 福岡贈収賄 逮捕の町村会前局長(産経新聞)

 後期高齢者医療制度を運用する広域連合設立に絡み、現金100万円を元福岡県副知事、中島孝之容疑者(67)に渡したとして贈賄容疑で逮捕された県町村会の前事務局長、笹淵正三容疑者(80)が、広域連合の制度設計を協議する会議で、全市町村から議員を1人以上出せるよう強く主張していたことが5日、県広域連合が開示した議事録で分かった。

 議事録によると、笹淵容疑者は平成18年10月の実務者の会議で、議員定数について全市町村から少なくとも1人を選出する「68人案」を主張。スリムな運営を目指し「17人案」や「34人案」を推す市側と対立した。議員定数は最終的に中島容疑者に一任され、「経過措置」として全国最多の77人に決まった。

 町村側が「1自治体1議員」にこだわった点について、制度設計にかかわった県職員は「新しい制度の運営がスムーズにいくか不安があった。運営上の問題が生じた際に、広域連合の議会に伝えるパイプ役を期待したのだろう」と話した。

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<鳥取不審死>上田容疑者、派手好きで子煩悩(毎日新聞)

 「疑惑」はついに事件に発展した−−。鳥取県内で相次いだ男性の不審死で県警は28日、鳥取市内の元スナックホステス、上田美由紀容疑者(36)を、同市内の自営業、円山秀樹さん(当時57歳)に対する強盗殺人容疑で再逮捕した。上田容疑者と接点のあった変死者は7人。何人の死にかかわっているのか。動機は何か。全容解明に期待が集まる一方、物証はきわめて乏しいとみられている。

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 逮捕された上田容疑者はどんな人物なのだろうか。

 上田容疑者は鳥取県中部の北栄(旧大栄)町で育った。両親と弟の一家4人。だが建設関係の仕事をしていた父親は早くに亡くなったという。

 卒業した同町立小中学校の同級生は、当時の上田容疑者について相反する記憶を語る。「目立たない存在」「あまり活発ではない」などと話す人が複数いる一方「よくしゃべり、うるさかった」との声もある。

 上田容疑者自身は小学校卒業時の文集に、こう書き残している。「趣味 あばれること 特技 バレーボール 好きなこと 手紙を書くこと 性格 たんき(すぐもんくをいう)」

 進学先は県立の農業高校(当時)の生活科。このころから生活が荒れ始めたらしい。同級生だった女性は「2年生のころ、喫煙がばれて退学処分になった」と振り返る。間もなく自衛官らと2度の結婚をするが、いずれともすぐに離婚した。2人の子供は母親に預けて自分は鳥取市内で暮らし、週末に車で迎えに来る生活を送っていたという。

 その後は「大阪で看護師をしていた」と周囲に吹聴しているが、県警幹部は「ウソ」と断じている。このほかにも、上田容疑者が自称していた経歴には、事実と異なることが少なくない。

 最後の勤務先となった鳥取市内のスナックでは、05年11月から約2年間、ホステスとして働き、巧みな話術で人気を集めた。客らからさまざまな名目で借金を重ねる一方、生活ぶりは派手で「3000〜4000円の買い物をして1万円を渡し、釣りをもらわなかった」「男と飲み歩き、食事代を全部出すことで有名だった」などの証言もある。

 逮捕後の上田容疑者は、5人の子供の様子を気にかけながらも、取り調べには淡々と応じているという。

 虚言、浪費、子煩悩……。その入り組んだ心のどこかに何かが潜んでいるのだろうか。

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 半世紀を超す汚名が、ようやくすすがされた。横浜事件の元被告5人の刑事補償請求を認めた4日の横浜地裁決定。でっち上げの事件で有罪判決を受け、「犯人が被害者を裁いた裁判」と批判し、名誉回復を求めてきた元被告らの闘いがついに実を結んだ。1945年の有罪判決から65年、86年の第1次再審請求からは24年。遺志を継いだ家族らは「本当の答えをやっと国から得られた」と「無罪」の重みをかみしめた。

 決定後、故小野康人さんの遺族らは横浜弁護士会館で会見した。

 小野さんの次男新一さん(63)は「(ここまで)踏み込んで出るとは思わなかった」と満面の笑み。「こうした結果になることは確信していた。第1次(再審請求)で申し立てた方全員に聞いていただきたい」。長女の斎藤信子さん(60)はほっとした表情で、かみしめるように語った。

 大川隆司弁護士は「治安維持法によって冤罪(えんざい)がつくられ、その責任を司法関係者すべてが負うべきだと裁判所が表明した最初の決定」と意義付け、佐藤博史弁護士は「最良の日を迎えることができた」と声を震わせた。補償金を使い、事件の記録集を作成するという。

 決定書を受け取った故木村亨さんの妻まきさん(60)らは神奈川県庁で会見し、「うれしいけど、複雑な気持ち」と話した。公判中に請求人本人や、弁護士らが次々と亡くなった。再審が「無罪」ではなく「免訴」の判決だったことに触れ、木村さんは「一区切りがついたとは到底思えない。今後も事件が何だったのか、考え続けていきたい」という。

 故小林英三郎さんの長男佳一郎さん(69)は「免訴は残念だったが、父の思いを胸に、これまで頑張ってきて良かった」と万感の思いを込めた。森川文人弁護士は「裁判所からは誠意ある回答をいただいた」と評価した。【池田知広、高橋直純】

 ◇解説 司法の自省 意義大きく

 横浜事件の刑事補償請求に対する横浜地裁決定は遅すぎたとはいえ、無罪判断を示して元被告らの名誉回復をかなえ、冤罪(えんざい)を防げなかった司法の責任にも言及した。第1次再審請求から24年間、元被告や遺族、弁護人らがあきらめることなく司法の扉をたたき続けた結果だ。

 決定には二つの源流がある。3次請求の再審開始を確定させた東京高裁決定(05年3月)と、今回と同じ大島隆明裁判長が4次請求で出した地裁の再審開始決定(08年10月)だ。

 高裁決定は一連の再審請求で初めて「拷問による自白」に言及し、無罪を言い渡すべき新証拠とした。また、地裁の再審開始決定は、元被告らが共産党再建を謀議した場とされた「泊会議」の虚構性を指摘。「裁判所側が訴訟記録を破棄した可能性が高い。元被告側の不利益にならないように努めるのが裁判所の責務」と司法の責任に触れ、わずか1日で有罪とした当時の審理を「稚拙」と批判した。これらの延長線上に刑事補償決定で示した司法の自省がある。

 無罪判決が確実視される「足利事件」の再審公判が注目を集め、取り調べ全過程の録音・録画(可視化)が議論されている。虚偽自白による冤罪を防ぐ方途が今なお求められる中、戦時下という特殊性はあるが、検察側の主張を「追認」するだけでは、司法の役割を果たせないことを示した横浜地裁決定の意義は大きい。【杉埜水脈】

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介護疲れ夫刺殺、妻に実刑=裁判員「もっと国支援を」−福島地裁支部(時事通信)

 介護していた寝たきりの夫(68)を殺害したとして、殺人罪に問われた無職佐藤ツキヨ被告(65)の裁判員裁判の判決で、福島地裁郡山支部(竹下雄裁判長)は29日、懲役2年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。
 判決は実刑とした理由について「介護問題の現状を考慮すると、介護を受ける者の意思に反して及んだ犯行が社会に与える影響は無視し得ない」とした。弁護側は執行猶予を求めていた。
 判決後の記者会見で、裁判員を務めた女性(26)は「高齢者が高齢者を介護する例は少なくない。家族だけでなく国などの支援がもっと必要」と語った。
 判決によると、佐藤被告は昨年8月、福島県古殿町の自宅で、寝たきりだった夫亘宏さんの胸などを包丁で数回突き刺して殺害した。 

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富田林の飲酒ひき逃げ事件 弁護側が上告(産経新聞)

 大阪府富田林市で平成19年、飲酒後に車を運転し長野勝成さん=当時(42)=をはね死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われた建設作業員、市瀬篤史被告(36)の弁護人は28日、懲役1年4月の実刑を言い渡した15日の大阪高裁判決を不服として、最高裁に上告した。

 弁護人は「飲酒ひき逃げが量刑に考慮されているのは不当」と説明。一方で長野さんの妻、ちえみさん(33)は「被告が反省しておらず、判決を受け入れなかったのではないか」と話した。

 起訴されなかった飲酒運転について、1審大阪地裁は「量刑に反映できない」として懲役2年6月、執行猶予4年を言い渡したが、大阪高裁は「軽視するわけにはいかない」と判断していた。

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